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眼/末梢神経による調節

末梢神経による眼の調節機構は

◎末梢神経の二重支配の原則の例外

・二重支配の原則:一つの臓器に、交感神経と副交感神経が作用して調節している

つまり、

<瞳孔の調節>

交感神経:瞳孔散大筋にある α1 受容体を刺激する

→(瞳孔散大筋は放射状の筋肉なので)収縮=瞳孔が開く(散瞳) 暗順応

副交感神経:瞳孔括約筋にある M3 受容体を刺激する

→(瞳孔括約筋は輪状筋なので)収縮=瞳孔が小さくなる(縮瞳) 明順応

 

交感神経は、体を動かす方向に刺激する”闘争・逃走”を促す。

暗いところで、狩りをしているイメージ=瞳孔が開いて、遠くを見ている

 

副交感神経は、体を休める方向に促す。”栄養と休養”

明るい部屋で、ゆっくり椅子に腰掛けて、本を読んでいるイメージ=近くを見ている