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排便を促す目的のために浣腸液として使用されるのはどれか。
1.バリウム
2.ヒマシ油
3.グリセリン
4.エタノール
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正解： 3.グリセリン1.バリウム
バリウムは胃部造影剤。内服する。体内には吸収されず、全て便中に排泄される。検査時には、発泡剤とともに用いる。検査後は排出を促進するために下剤が用いられる。利尿効果の高いもの（利尿剤やアルコールなど）を摂取すると、バリウムの排泄が阻害されるため（便が固くなって出にくい）、全てのバリウムが排泄されるまでは摂取を控える。
2.ヒマシ油
ヒマシ脂は、刺激性下剤（大腸の蠕動運動を促進して排便を促す）であるが、内服で使用される。
3.グリセリン
グリセリンは、浣腸液として用いられる下剤。肛門～直腸を刺激して排便を促しす。即効性であり、速やかに排便が得られる。速やかに排便したいときや、硬結便があるときに用いられる。浣腸時の体位に注意する。
4.エタノール
エタノールは、消毒薬として、手指・皮膚の消毒、手術部位（手術野）の皮膚の消毒、医療機器の消毒に用いられる。
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