前頁では、以下の化学療法の代表的な副作用を説明しました。 ・造血幹細胞:骨髄抑制 ・消化管粘膜:口内炎、下痢 ・毛母細胞:脱毛 ・生殖細胞:妊孕性 ここでは、引き続き、代表的な有害事象について説明します。 ・悪心・嘔吐 ・皮膚障害 ・末梢神経障害 ・心毒性 ・投薬時の注意点
前項の通り、抗がん薬は有害事象は起こるものと考えて、対策を取ることが重要です。 薬物の薬理作用から起こると想定される有害事象について、説明します。 ◯化学療法...
抗がん薬に関しては、「毒性があるもの」という前提を理解した上で、安全管理を行うことが非常に重要です。
96(連問の3問目) A さん(38歳、会社員、女性)脳腫瘍のため開頭術を受けた 脳腫瘍摘出手術の結果、膠芽腫と診断され、A さんは放射線療法と抗癌薬内服による化学療法を行うことになった。 放射線療法と化学療法が開始されて 10 日が経過した。A さんはガーデニングの趣味があり、庭が気になるため週末の外泊を希望し、主治医から許可が出た。 外泊にあたり A...
50 乳癌の患者に対する抗エストロゲン薬の副作用はどれか。 1.低血糖 2.ほてり 3.肺線維症 4.末梢神経障害
49 前立腺癌について正しいのはどれか。 1. 肺転移の頻度は低い。 2. 血清 PSA 値が高値となる。 3. 患者の多くは 60 歳未満である。 4. テストステロン補充療法が行われる。
096 (連問の3問目) Aさん(26歳、男性) 急性骨髄性白血病。化学療法にて寛解となった後、造血幹細胞移植が行われることになった。 96 造血幹細胞移植後、生着が確認された。皮膚に StageI の移植片対宿主病を発症したが、免疫抑制薬の内服を継続しつつ退院することになった。 A さんの退院に向けた看護師の指導で正しいのはどれか。2つ選べ。...
(連問の3問目)A さん(37 歳、女性、会社員) 右乳癌と診断 Aさんは、乳房温存療法を希望したが、腫瘤が大きいため手術前に化学療法を受けることになった。術前化学療法としてEC療法(エピルビシン、シクロホスファミド)を3週ごとに、4サイクル受ける予定である。 96...
(連問の2問目)Aさん(37歳、女性、会社員)身長155cm、体重55kg 入浴中に右胸のしこりに気づき、受診し、右乳癌と診断された。 Aさんは、乳房温存療法を希望したが、腫瘤が大きいため手術前に化学療法を受けることになった。術前化学療法としてEC療法(エピルビシン、シクロホスファミド)を3週ごとに、4サイクル受ける予定である。 95...
45 A さん<56 歳、男性>は、化学療法後の血液検査にて好中球数 300/mm3 であっ た。 A さんの状態で正しいのはどれか。 1.入浴を控える必要がある。 2.日和見感染症のリスクが高い。 3.口腔ケアには歯間ブラシを用いる必要がある。 4.化学療法の開始前と比べリンパ球数は増加している。