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副腎皮質ステロイドの作用はどれか。
1.体重の減少
2.血糖の低下
3.血圧の低下
4.免疫の促進
5.炎症の抑制
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5.炎症の抑制
〔解説〕
1. 体重の減少
体重は増加する。副腎皮質ステロイドの作用に、食欲増進、糖脂肪化促進作用があり、代表的な副作用の一つに、中心性肥満、満月様顔貌がある。これらは、出現したら休薬すべき副作用ではない。あらかじめ伝えておく必要はあるが、原疾患改善後、ステロイド減量・休薬後に改善する。
2. 血糖の低下
血糖は上昇する。副腎皮質ステロイドの作用に、糖新生促進作用があり、血糖値は上昇するため、副作用として糖尿病に注意し、血糖値を継続的に観察する。
3. 血圧の低下
血圧は上昇する。副腎皮質ステロイドの作用に、鉱質コルチコイド作用があり、ナトリウムとともに水分も貯留するため、血圧は上昇する。
4. 免疫の促進
免疫は抑制する。そのため、免疫抑制作用が治療に利用されるが、易感染性の可能性があるため、血液検査をはじめ感染徴候に注意する。
5. 炎症の抑制
炎症は抑制する。抗炎症作用を持つため、治療に利用される。
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