92 連問の2問目
A さん(56 歳、男性)、狭心症疑いのため検査
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検査の結果、A さんは労作性狭心症と診断され、硝酸薬、カルシウム拮抗薬および抗血小板薬を内服することになった。その後、外来通院を続け、以前と同様に 負荷のかかる作業もできるようになった。
内服治療から1か月後、胸部の圧迫感が強くなり、時々左上腕から前腕にかけての放散痛も出現するようになったため、経皮的冠動脈形成術<PCI>を受けた。カテーテルは右大腿動脈から挿入されていた。 手術中から抗凝固療法を実施している。
手術直後の観察項目として適切なのはどれか。2つ選べ。
1.乏尿の有無
2.皮膚の黄染
3.出血の有無
4.両足背動脈の触知
5.穿刺部位の感染徴候
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正解:3.出血の有無4.両足背動脈の触知
3.出血の有無
穿刺部に出血や血腫がないか確認し、あった場合はマーキングし、医師に連絡する。
本症例では、抗血小板薬内服中である。PCI の場合は、侵襲性が低い手術として、抗血小板薬の休薬は不要とされている。出血傾向には注意。
4.両足背動脈の触知
止血のための圧迫固定で、末梢循環障害が生じることがある。動脈拍動の状態、チアノーゼや末梢冷感の有無を確認する。疼痛の有無も確認。
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