22
静脈内注射を行う際に、必ず希釈して用いる注射液はどれか。
1. 5 % ブドウ糖
2. 15 % 塩化カリウム
3. 0.9 % 塩化ナトリウム
4. 7 % 炭酸水素ナトリウム
クリックして回答を見る
正解: 2. 15% 塩化カリウム2. 塩化カリウム
体内のカリウム濃度は、狭い範囲内にコントロールされている(3.5~5.0mEq/L)。カリウム濃度が急上昇すると致死的不整脈のリスクがある。カリウム製剤の投与については、(1) 投与濃度 40mEq/L以下、(2) 投与速度20mEq/hr以下、(3) 1日投与量 100mEq/Day以下を厳守する必要がある。ワンショットはせず、必ず希釈し、点滴静注する。
静脈内注射ができるのは、原則、等張液(電解質の浸透圧が体液とほど同じ)
1. 5% ブドウ糖液・・・等張液。輸液製剤として使われる。
3. 0.9% 塩化ナトリウム(NaCl)・・・等張液。輸液製剤として使われる。
4. 7% 炭酸水素ナトリウム
7% 炭酸水素ナトリウムは、アシドーシスの改善やメニエール症候群などに伴う悪心・嘔吐、めまいの改善目的で、そのまま希釈せずに、静脈内投与して用いる。(商品名、メイロンなど)
コメントをお書きください